SDGsと新社会モデルについての研究

SDGsとは、持続可能な開発のための17のグローバル目標と169のターゲットからなる、国連の開発目標である。

しかしながら、官民の個々の目標値を達成しても地球規模で進行する環境エネルギー問題の解決になるかは人類が生き残るか、地球が壊滅するかの瀬戸際の10年に到達している。

それは、既に破綻している資本主義経済社会をこれからも先へ快適に進めるためのビジネスモデルのルールに過ぎず、人間の無限の欲望と自由な振る舞いの本質を変えられるものではない。

われわれは、有史以来の有機経済社会について考えてみることにする。

有機経済社会とは、無尽蔵の地球資源の消費と破壊を前提とすること、それはつまり地球そのものが資本金であり、それを食いつぶしてゆく現代のマネー至上主義無機物質経済社会に対して、効率的な生産活動と受給バランスの統治をはかるしくみを有しながら、人間として生きる価値を高める全世界的な社会制度を築く法制度と、万一のために生命維持装置を備えた閉鎖型地球生態系と人間社会を創り出すことを提唱する浦田学のライフワークである。

Economic Flontire

Economic Flontireとは、産業革命以降加速し続けた無機経済社会と有史以来確立された有機経済社会の双方を合わせ持つ社会がバランスする理想的な社会モデルを提唱するものです。

また、SDGsの13〜15の開発目標である気候変動、海洋や陸上の自然環境についての開発が間に合わないと仮定するならば、われわれは、閉鎖型地球生態系を解明する努力を続け、それをシェルターとするハイブリッド文明社会を築き、異なる2種類の相反するが共生する人類の生きがい「マネーか?」「幸福か?」を同時に併存する人類と生物達の生態系を2030年には実現する「Economic Flontire」を実現させるものである。

 

序論

現代の経済モデル        有機経済社会モデル

失われた江戸文明        閉鎖型地球生態系

世界破滅のシナリオ       ハイブリッド型社会モデル

SDGsと新社会モデル